いろいろな数
最終更新日: 2001/04/22
いろいろと名前を付けられた、特徴ある数のかずかず。
- 異質数
- aの素因数全体とbの素因数全体が一致しないときaとbは異質数であるという。
- オイラーの幸運数
- x2−x+nが0≦x≦n−1を満たす全ての整数xに対して素数となるような整数nのこと。
- 過剰数
- nの約数の和S(n)がS(n)>2nとなるnのこと。
- カーマイケル数
- nと互いに素である全てのaに対し、an≡a(mod n)が成り立つ合成数nのこと。完全擬似素数ともよばれる。
- カレン数
- n×2n+1の形の素数。
- 完全擬似素数
- nと互いに素である全てのaに対し、an≡a(mod n)が成り立つ合成数nのこと。カーマイケル数ともよばれる。
- 完全数
- nの約数の和S(n)がS(n)=2nとなるnのこと。
- 擬似完全数・・・いくつかの約数(自分自身は除く)の和に等しい過剰数。
- 擬似素数
- 2n≡2を満たす合成数nのこと。プーレ数ともいう。
- 奇数的偶数
- n=4k+2=2(2k+1) (kは整数)の形の数。
- 記録を更新する過剰数
- S(n)をnの約数の和とする。k<nなる任意のkに対し、S(k)/k < S(n)/n のときnは記録を更新する過剰数とよばれる。
- 銀の比
- x3−5x2+6x−1=0 の根3.2469・・・をタットが銀の比と名づけた。これは7番目のベラハ数である。
- 偶数的偶数
- 4の倍数。
- 合同数
- x2+n=y2 x2−n=z2を同時に満たす有理数x,y,zが存在するような
整数nのこと。
- 5角数
- un=(3n2+5n+2)/2 であらわされる数。1,5,12,・・・である。
- 親和数
- 次の性質をもつ2つの数を親和数という。(性質)それぞれ自身を除く約数の和が相手数になっている。2数ではなく3数以上になった場合を特に社交数と呼ぶ。
- 正規な数
- 数xがbを底として正規であるとはxのb進数表記においてk個並んだどの数も、その出現頻度が1/bkであるときをいう。こういう数は無理数であるがいまのところ人為的につくられたものしか知られていない。
- 相加平均
- (a1+a2+・・・+an)/n をa1,a2,・・・,anの相加平均という。また、
(相加平均)≧(相乗平均)≧(調和平均)という不等式が成り立つ。
- 相乗平均
- a1×a2×・・・×anのn乗根(実数)をa1,a2,・・・,anの相乗平均という。
また、(相加平均)≧(相乗平均)≧(調和平均)という不等式が成り立つ。
- 素数ベキ
- 素数の累乗であらわされる数。
- 代数的数
- 整数係数多項式の根となる数。
- 代数的整数
- 最高次の係数が1の整数係数多項式の根となる数。
- 超越数
- 整数係数のどの代数方程式の根にもならない実数。
- 超プーレ数
- nのどの約数dに対しても2d≡2(mod d)となるようなnのこと。
- 調和数
- 約数の調和平均が整数となる数。完全数は調和数である。
- 調和平均
- 1/n×(1/a1+1/a2+・・・+1/an)の逆数をa1,a2,・・・,anの調和平均という。また、(相加平均)≧(相乗平均)≧(調和平均)という
不等式が成り立つ。
- 同質数
- aの素因数全体とbの素因数全体が一致するとき、aとbは同質数である
という。
- 不足数
- nの約数の和S(n)がS(n)<2nとなるnのこと。
- プーレ数
- 2n≡2を満たす合成数nのこと。擬似素数ともいう。
- ベラハ数
- Ben=2+2cos (2π/n)であらわされる数。具体的に書くと、4,0,1,2,2.618・・・,3,3.2469・・・,・・・ となる。
- 横長数
- k(k+1)の形の整数。
- レプ‐ユニット
- Rn=(10n−1)/9の形の素数。10進法表記では1がn個並ぶこと
になる。今のところn=2,19,23,317,1031の場合しか知られていない。
- 6角数
- un=2n2+3n+1であらわされる数。1,6,15,28,・・・である。
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